2020年4月の私は、
相変わらずシステム開発の仕事をしています。
過去10年振り返って思う事は、期待していたRailsの開発業務を結局一度も巡りあう事がなく過ぎてしまった事がまず最初に思います。
2010年以降、バージョンアップによって、netbeansのデバッグ環境が使えなくなった辺りから、railsの学習意欲が冷めてしまいました。
また、javaの開発業務も過去巡りあう事がありませんでした。私の場合はキャリア不足が原因だと考えています。
そもそもの話になりますが、開発の目的が本来、業務を円滑にする為の手段として行われるのならば、以下の機能が実装できれば使う側は、満足していただけると思います。
①簡単操作で早く答えを出してくれる。
②臨機応変に対応ができ望むものを出してくれる。
③信頼(安心)できるシステムである。
業務ノウハウを持つ方が、システムを熟知した上でシステム設計をしていく事ができれば、期待するシステムができると思います。設計書をベースにハードを選定して言語は何にするかを決定して、開発言語はそのノウハウのある方が、設計書を正しく理解した上で製造すればすべてに答えたシステムが作れるかもしれません。
しかし、これは理想論であって、現実は業務ノウハウを持つ方が、システム設計まではできなかったりします。費用を抑えるため、現システムをベースにバージョンアップする方向で検討する事もあります。
また、規模が大きくなれば、一人ではまとめる事が難しくなります。全ての希望を叶える為には、どこかで妥協していただく必要もありその折衝も簡単ではありません。システムや業務の事を理解できるかできないかは人次第ですが、
設計も製造も人を増やす事で、これまで以上のコストが増えてしまいます。
そのため、最終的に予算と納期を超えないようにする妥協案が出てくるのではと思います。
今後、システム開発の会社でなくても、会社として、業務知識とシステムの知識を共に教育して人材を育てる事を考えていかなければ、社内システムのリプレースが発生した時、希望通りのシステムは作れないと思います。
これからの開発業務を、フリーランスとして働く場合、設計と製造がともにできるようにならないといけないと感じています。
設計と製造について、仕事として比べると、製造の方が募集があると考えています。これは設計をするためにはその会社の業務を知っていないとできないので設計の募集は少なくなるのです。
客先が変わるとその業務を学ぶ事は時間がかかりますが、その過程で信頼されて設計も任せられるようになる事が大切です。技術も必要ですが信頼関係を築く事、人とのつながりを大切する事がとても重要だと考えています。
この考えをもって、精進していきたいと思います。